大田区御嶽神社
ootaku ONTAKE shrine
鎮守の杜
鎮守の森を育てよう
御嶽(おんたけ)神社植樹祭
2009年5月24日。
久しぶりの恵みの雨の中、大田区の御嶽(おんたけ)神社にて鎮守の森植樹祭がとり行われました。
雨合羽を着込んだたくさんの参加者に森の大切さを説くのは植物学者の宮脇昭先生。1996年に日本人としてはじめてブループラネット賞を受賞した著名な先生です。
その土地に合う複数の樹木を混ぜて植えることで、災害にも強く手入れの必要のない「本物の森」がつくられるというのが宮脇先生の理論です。先生は森を再生させるため、国内外で4千万本以上の木を植えてきたそうです。
阪神大震災時、土地本来の木や鎮守の森は1本も倒れることなく残っていたといいます。わたしたちは森と共存し、森に守られて生きてきたのですね。
この日はタブの木、シラカシ、シイの木など1200〜1300本の苗を神社の裏手に植えることになりました。
参加者はおとなも子供もそれぞれ3本の苗を渡され、思い思いの場所に植えていきます。雨の中、皆ウキウキと笑顔です。
湿った土を掘りおこすと、とてもいい香りがしました。心が落ち着く香り。足元もふかふかで気持ちが良い。
苗を植えたら、わらを上にかぶせ乾燥を防ぎます。あとはこの状態で水やりの必要もないそうです。ある程度木が大きく育つまでは雑草を抜いてやらなければなりませんが、抜いた雑草は捨てずに裏返して土の上に置きます。こうすることで肥料のかわりにもなるそうです。
10〜20年で森のように育つとのこと。立派な森に育ってくれる事を願いながら植樹祭は無事終了しました。
あれから4年経ち、樹木たちは順調にすくすくと育っています。
宮脇昭先生についてはこちら
http://www.greenglobe.jp/
苗の説明をする宮脇先生
雨の中、たくさんの方が植樹祭に参加しました
植えられた苗
2013年の様子。すくすく育っています
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